「ツバキ文具店」は字を書きたくなる本です。

私ははじめにテレビドラマの「ツバキ文具店」を見ました。偶然第3話くらいから見たのですが、何ともほっこりする良いドラマでしたので、いつかは原作を読んでみたいと思っていました。文庫本化されてうれしくなり、すぐに買いました。

お話は、鎌倉で手紙の代書屋を営む鳩子(ぽっぽちゃん)という女性の物語です。

読んでみると、実際に書いた手紙が表示されているので、依頼者ごとに合わせて字体や文体を変えているのが良く分かりました。鳩子が本当にいろいろと工夫や苦心していることに感動しました。

それから、ガラスペンなどいろいろな筆記具をお手紙に合うように吟味して書くのですが、私もいろんなペンで字を書きたくなりました。実際に万年筆を買ったくらいです。

それと、この本を読んでいると鎌倉の街に行ってみたくなります。鎌倉という町がとても素敵な所だと言うことが伝わってきます。

できることなら、ぽっぽちゃんとお話をして、私も手紙の代行を依頼してみたいです。そして仲良くなりたいです。ありえないとは承知の上ですが。

また、鳩子の家のお隣のバーバラ夫人も良いです。心が若いしおしゃれで、ぽっぽちゃんの心に響く言葉を良く言ってくれます。悩みやすいぽっぽちゃんは、結構お隣さんに助けられているんです。こんな風に近所付き合いができるなんて、すごくうらやましいです。まあ、こんな素敵なお付き合いを続けられるのも、ひとえにぽっぽちゃんの素直な性格があってこそなんだろうって思います。