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トラペジウムはアイドルグループ、乃木坂46に所属する高山一実さんが執筆された小説です。 話題になっていることを知り、購入に至りました。 女子高生がアイドルを目指すというのが物語なのですが、構成が非常に面白いと感じました。 主人公の東ゆうが東西南北の高校から一人ずつ選びアイドルグループを作り、少しずつ仕事を貰えるようにもなるのですが、そこに待っていたのは自分が考えていた理想とは違うもので仲間同士での衝突も起きてしまったりとリアルな部分を描いていると思いました。 この小説の面白いところは実際にアイドルをしてい... Read More

著者は、「菊池陽太」です。 この本は、近現代の世界の歴史について詳しく書かれている本です。中学や高校時代に世界史を学んでこなかった人にもわかりやすく説明されていました。 西暦でいえば、1800年ごろから現代までの歴史で、丁度、「植民地帝国主義」について書かれていました。アヘン戦争や日本の開国、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦についての原因やきっかけについて詳細に説明されていました。 本の最初の方は、各列強が植民地にしているアジア・アフリカの国々について、世界地図を色分けで表示されていまし... Read More

ピアノコンクールを、予選から決勝まで、順を追って描いた作品は、 小説であれ、映画であれ、テレビであれ、多くありません。 その中で、「蜜蜂と遠雷」は、コンクールの緊張感や、難しさを良く描いており、 まるで、プロ演奏家のエッセイのような「みずみずしさ」があります。 主な登場人物は4人。 風間塵(かざま じん) 16歳 栄伝亜夜(えいでん あや) 20歳 マサル・カルロス・レヴィ・アナトール 19歳 高島明石(たかしま あかし) 28歳 風間は、正規の音楽教育をほとんど受けていない、孤高の天才。 栄伝は、幼いこ... Read More

私の部屋は、恥ずかしながらごみ屋敷の一歩手前でした。いやごみ屋敷だったかな? そこら中に服の山(洗ってるか洗ってないか判別不能)、書類、雑誌、本が無造作に散らばっていました。 衝動買いが大好きで、当時無駄な買い物が多かった私は、新品未開封の洋服や靴が山盛りの服の下敷きになって、利用しなかったのもたくさんあります(笑) それからわたしはリラックマにはまっていたので、リラックマグッズ(主にぬいぐるみなど)も散乱していました。 私は唯一足場のあるスペースで寝たり、くつろいだり、ご飯を食べたりしていました。 ただ... Read More

ジャック・ヒギンズの「鷲は舞い降りた」は非常におすすめできる傑作冒険小説です。第二次世界大戦を舞台に、ヒトラーの命令を受けたドイツの特殊部隊の精鋭メンバーたちが厳しい状況をくぐり抜けながら、イギリスのチャーチル首相を誘拐するという大胆不敵なミッションに挑みます。 まずその作戦遂行のディティールが非常に詳細かつ緻密で、困難な試練に立ち向かう彼らのかっこよさに打ち震えることができるのがこの作品のシンプルかつ最大の魅力だといえます。 イギリスとドイツの戦争は非常に多くの作品で題材にされています。 例えば現代のI... Read More

フィリップ・K・ディックといえば実に多彩な作品があり、それぞれが有名かつ名作とされています。 まさにSFというジャンルの伝説的な鬼才といえるでしょうね。そんななかでも「アンドロイドは電気羊の夢を見るか(映画タイトル:ブレードランナー」や「追憶売ります(映画タイトル:トータル・リーコール)」や「少数報告(映画タイトル:マイノリティ・レポート)」といった超がつく名作を超えるほどの作品として推したいのが「高い城の男」です。 映画化はされていませんがAmazonでドラマ化されていて、原作ともども非常にすばらしい内... Read More

私ははじめにテレビドラマの「ツバキ文具店」を見ました。偶然第3話くらいから見たのですが、何ともほっこりする良いドラマでしたので、いつかは原作を読んでみたいと思っていました。文庫本化されてうれしくなり、すぐに買いました。 お話は、鎌倉で手紙の代書屋を営む鳩子(ぽっぽちゃん)という女性の物語です。 読んでみると、実際に書いた手紙が表示されているので、依頼者ごとに合わせて字体や文体を変えているのが良く分かりました。鳩子が本当にいろいろと工夫や苦心していることに感動しました。 それから、ガラスペンなどいろいろな筆... Read More

この本は150ページほどですし、挿し絵もかわいらしいし読みやすく、ほのぼのとした気持ちになるおすすめの一冊です。私もはじめは本屋さんで何か良い本はないかなあと、肩に力の入らない感じでうろうろとしていたら偶然に出会った本です。題名が歌の「月の砂漠」の替え歌のようでしたので、おもしろそうだと思い手に取りました。そして表紙の絵がとても気に入ったので買ったくらいです。 どのようなお話かといいますと、作家をなりわいにしているお母さんと、小学3年生のさきちゃんがアパートでふたり暮らしをしています。そのふたりの日々の生... Read More

言わずと知れた司馬遼太郎先生の長編小説です。私が19歳の多感な時期に読みました。 読む前はあまりに巻数がが多いので私に全部読み終えるか不安でしたが、そんな懸念はなんのその。あっという間に読み耽ってしまいました。 まず古い小説ではありますが今読んでも全然古臭くなく、また主人公である竜馬自身の荒唐無稽さもあって時折クスリとさせられることもあります。 この作品は自分の人生で度々読んでいて、読むたびにそれからの生活の転機になっているような不思議な感覚を覚えます。 一番最初に読んだ時はやはり竜馬の活躍ぶりに夢中だっ... Read More

飼い主が事件に巻き込まれ主を失った三毛猫と、ひょんな経緯から飼う事に成ってしまった血を見るのが苦手で女性恐怖症の気弱な警視庁捜査一課刑事の片山義太郎との出会いから始まるコミカルな赤川次郎原作の推理小説です。 事件が起こると現場に嫌々、急行する片山に心配なのか勝手に着いてゆく三毛猫のホームズ、何故なら人は良いが刑事に似合わぬタイプで、血を見ると倒れてしまうし、犯人を追っていても高所恐怖症で、足がすくむ始末、猫が人間を心配するという変わった関係。 そして、もう一人、片山とは正反対の性格で好奇心が旺盛で何事にも... Read More