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成長期に親の都合でアメリカに移り住む姉妹、この小説は妹が語り手になっていて、それはつまり著者自身です。  姉妹の会話は日本語が中心ですが、そこに英語が混ざってくるので、生きた英語にあまり触れてない私には読みづらいのですが、こういう環境で育った人達にとっては、こういう話し方のほうが楽なのだと思います。 この本を読むと、二か国語が楽に話せるようになっていいとか、アメリカで学生生活が送れるなんてうらやましいなどと思うのは、意味のない幻想だと気づきます。ふるさとと呼べるほどアメリカにはなじめないけれど、日本に戻っ... Read More

「ああ・・・今日も一日がはじまる・・」と、視線を泳がせていると中吊りが目に留まりました。それがこの本を読むきっかけだったのをよく覚えています。夏の暑さと冷房の挟み撃ちで自律神経をやられた私は、回らない頭でこの本の事を考えていました。  この本への第一印象はなんといっても「スタンフォード」です。非常に難しそうだと感じていたのか、その日の帰りに購入したにもかかわらず、すぐ読みませんでした。ビビったのです。しかし、自律神経不調の影響で深刻な睡眠不足だった私は、しぶしぶ読み始めました。しかし、これが予想外に読みや... Read More

トラペジウムはアイドルグループ、乃木坂46に所属する高山一実さんが執筆された小説です。 話題になっていることを知り、購入に至りました。 女子高生がアイドルを目指すというのが物語なのですが、構成が非常に面白いと感じました。 主人公の東ゆうが東西南北の高校から一人ずつ選びアイドルグループを作り、少しずつ仕事を貰えるようにもなるのですが、そこに待っていたのは自分が考えていた理想とは違うもので仲間同士での衝突も起きてしまったりとリアルな部分を描いていると思いました。 この小説の面白いところは実際にアイドルをしてい... Read More

著者は、「菊池陽太」です。 この本は、近現代の世界の歴史について詳しく書かれている本です。中学や高校時代に世界史を学んでこなかった人にもわかりやすく説明されていました。 西暦でいえば、1800年ごろから現代までの歴史で、丁度、「植民地帝国主義」について書かれていました。アヘン戦争や日本の開国、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦についての原因やきっかけについて詳細に説明されていました。 本の最初の方は、各列強が植民地にしているアジア・アフリカの国々について、世界地図を色分けで表示されていまし... Read More

ピアノコンクールを、予選から決勝まで、順を追って描いた作品は、 小説であれ、映画であれ、テレビであれ、多くありません。 その中で、「蜜蜂と遠雷」は、コンクールの緊張感や、難しさを良く描いており、 まるで、プロ演奏家のエッセイのような「みずみずしさ」があります。 主な登場人物は4人。 風間塵(かざま じん) 16歳 栄伝亜夜(えいでん あや) 20歳 マサル・カルロス・レヴィ・アナトール 19歳 高島明石(たかしま あかし) 28歳 風間は、正規の音楽教育をほとんど受けていない、孤高の天才。 栄伝は、幼いこ... Read More

私の部屋は、恥ずかしながらごみ屋敷の一歩手前でした。いやごみ屋敷だったかな? そこら中に服の山(洗ってるか洗ってないか判別不能)、書類、雑誌、本が無造作に散らばっていました。 衝動買いが大好きで、当時無駄な買い物が多かった私は、新品未開封の洋服や靴が山盛りの服の下敷きになって、利用しなかったのもたくさんあります(笑) それからわたしはリラックマにはまっていたので、リラックマグッズ(主にぬいぐるみなど)も散乱していました。 私は唯一足場のあるスペースで寝たり、くつろいだり、ご飯を食べたりしていました。 ただ... Read More

ジャック・ヒギンズの「鷲は舞い降りた」は非常におすすめできる傑作冒険小説です。第二次世界大戦を舞台に、ヒトラーの命令を受けたドイツの特殊部隊の精鋭メンバーたちが厳しい状況をくぐり抜けながら、イギリスのチャーチル首相を誘拐するという大胆不敵なミッションに挑みます。 まずその作戦遂行のディティールが非常に詳細かつ緻密で、困難な試練に立ち向かう彼らのかっこよさに打ち震えることができるのがこの作品のシンプルかつ最大の魅力だといえます。 イギリスとドイツの戦争は非常に多くの作品で題材にされています。 例えば現代のI... Read More

フィリップ・K・ディックといえば実に多彩な作品があり、それぞれが有名かつ名作とされています。 まさにSFというジャンルの伝説的な鬼才といえるでしょうね。そんななかでも「アンドロイドは電気羊の夢を見るか(映画タイトル:ブレードランナー」や「追憶売ります(映画タイトル:トータル・リーコール)」や「少数報告(映画タイトル:マイノリティ・レポート)」といった超がつく名作を超えるほどの作品として推したいのが「高い城の男」です。 映画化はされていませんがAmazonでドラマ化されていて、原作ともども非常にすばらしい内... Read More

私ははじめにテレビドラマの「ツバキ文具店」を見ました。偶然第3話くらいから見たのですが、何ともほっこりする良いドラマでしたので、いつかは原作を読んでみたいと思っていました。文庫本化されてうれしくなり、すぐに買いました。 お話は、鎌倉で手紙の代書屋を営む鳩子(ぽっぽちゃん)という女性の物語です。 読んでみると、実際に書いた手紙が表示されているので、依頼者ごとに合わせて字体や文体を変えているのが良く分かりました。鳩子が本当にいろいろと工夫や苦心していることに感動しました。 それから、ガラスペンなどいろいろな筆... Read More

この本は150ページほどですし、挿し絵もかわいらしいし読みやすく、ほのぼのとした気持ちになるおすすめの一冊です。私もはじめは本屋さんで何か良い本はないかなあと、肩に力の入らない感じでうろうろとしていたら偶然に出会った本です。題名が歌の「月の砂漠」の替え歌のようでしたので、おもしろそうだと思い手に取りました。そして表紙の絵がとても気に入ったので買ったくらいです。 どのようなお話かといいますと、作家をなりわいにしているお母さんと、小学3年生のさきちゃんがアパートでふたり暮らしをしています。そのふたりの日々の生... Read More